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グラマーのコラムvol.6 ~人生に彩を Color in Your Life~

【日常×カラー】
新年を迎え、皆様の”今年の抱負”はどのようなものでしょうか。
今年のグラマーはいくつか新しい事が始まります。
そしてこのコラムでは引き続き「色」と「メイク」について多くの情報を届けて行きたいと思います。

2018年は国内外に関わらず、様々な場所で「色」との関わりを意識した1年でした。
ウェディングの現場や撮影などとは別に、出張先で出会った「色」についてご紹介したいと思います。


 

先ずは新緑時期の京都です。
京都といえば織物ですが、老舗の呉服店へお伺いしました。
こちらの呉服店ではカラーアナリストの先生が監修を手掛けた反物を扱っています。
パーソナルカラーは「春夏秋冬」でグループ分けがされています。
各カラーのバリエーションは際限なく表すことができますが、多くは洋服をイメージしたカラーを打ち出していることが殆どだと思います。
もちろん絶妙な「和」のカラーもカラーチャートで表現が可能です。
こちらの反物は「肌色を奇麗に見せるカラー」というコンセプトを基に色選びがされていて、とても素晴らしい色ばかりでした。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


色の再現は簡単ではなかったと思いますが、染料の配分とその染色技術は素晴らしく質の良いシルクに染まった美しい色ばかりでした。

 

着物も洋服同様に、ベースとなる生地の色やお顔周りに近い色目などをパーソナルカラーで選ぶと
印象もぐっと上がると思います。
伝統色ばかりかと思いますが、着物にも流行の色があるとのことでした。
少しずつ色の入れ替わりがあるそうです、今流行のベイクドカラーと言われる色はそもそも和物にとても多いですが、
着物でも今一番の人気のカラーの様でした。


 

 


 

 

素敵な着物を拝見した後は体験ワークショップに参加しました。
こちらの染物店では袱紗への色付けに挑戦しました。
布地の色や絵柄に合う色を選んで色付けするのですが、特に見本はありません。その人の感性がそのまま出て一つとして同じものが無いオリジナルが出来上がります。
色を重ねてぼかしたり、どのくらいの濃淡にするかなど細かい作業が要求されます。
”色を塗る事”はメイクを施こす事ととても似ていると思いました。
筆を使うのはリップやアイメイクをする時も同じ。「筆遣いがお上手ですね」と褒められましたので、「メイクアップアーチストなんです」とお話しすると
「どうりで・・・」と仰っていました。通常だと色々アドバイスをされるようですが、あまり必要無かったとか。
こんなところで技術が生きました!(笑)
でもやはりメイクをしている方が良いみたいだと・・・(松本談)
改めて色の組み合わせの面白さを実感できました。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さて、海外にも行って参りました。シンガポールです。
今回はアジアの色を意識して街を巡りました。シンガポールは多国籍の国の通り、エリアによってその表情がガラッと変わるのがとても楽しみなポイントです。
驚くほどインスタ映えする雰囲気でストリートウォールアートをあちらこちらで見かけることができます。
インスタポイントでは各国から女子たちが順番待ちの光景も。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


アラブストリート、リトルインディア、チャイナタウンでは本当に各国の現地に迷い込んだ様な気分になります。
全体的にとてもカラフルでやっぱり亜熱帯の国のパッションが伝わってきます。
強い色を使いながらも建物街の色に調和していたり、そこに佇む人が引き立って見えるようなコントラストになっています。
日本ではここまで強烈な色が街には少ないのでとても新鮮です。背景と洋服の色の組み合わせ、
髪の色まで大きく引いて見た色のバランスなどについて大きな気づきがありました。


 

京都では繊細な和の色使い、シンガポールでは鮮やかな色使いを感じて来ました。
同じ色でも日本と海外で違いがあるのは、「文化や歴史による違い」「太陽の光による違い」「瞳の色による違い」などによると言われています。
物理的な理由もあれば、感覚的な理由で発信される色の世界はとても奥が深いものです。
普段の生活で何気なく見ている景色の色や物の「色」を意識してみるととても面白く、また新たな発見があると思いますよ。

色は「馴染む=調和」と「映える=引き立つ」がポイントになります。
どんなシーンでどんな私のイメージなのかを想像しながら服やメイクの色を選ぶこと。
楽しみながらなりたい自分になれる方法の一つかも知れません。

これからの季節は続々と「春色」が溢れて来ます。
今年はどんなカラーが人気になるのか、また情報をお届けしたいと思います。